無駄をなくして快適さを追求すると地球にやさしくなりました
―全熱交換素子 スーパーエコロジーエレメント―
建築基準法の改正により、シックハウス対策として現在屋内空気の24時間常時換気が義務付けられておりますが、夏場や冬場など外気と屋内の温度差が大きい季節のエネルギーロスが大きな問題となっています。
空気中の熱には温度(顕熱)と湿度(潜熱)の2種類があり、これらを総称して全熱と言いますが、「全熱交換素子用セルロース透湿膜」を使用した対向流型全熱交換素子では、その交換率が90%以上という高効率を実現しています。
高性能セルロース透湿膜
※レンゴー㈱と共同開発
セロファンの特徴である透湿性に着目し、木材由来のセルロースを化学処理して液状にしたビスコース(セロファンやレーヨンの原料)を加工した紙を全熱交換素子用透湿膜に応用したもので、基材表面にセルロース薄膜を形成させることで、従来にない高透湿性を達成しました。
従来の透湿膜と比べ、湿潤強度が極めて高い点でも優位性があり、既に性能評価も終え、実用化も始まっています。





当社独自の対向流構造
プラスチックダンボールをリブに使用した当社独自の製品設計。
従来は射出成形や真空成型など高額な金型費がかかる構造になっているが、当社設計品の場合、トムソン型のみで製造できる為イニシャルでかかる費用を抑えることが可能です。
従来のコルゲート型直交流エレメントと比較し、熱と湿度を対向的に回収できることから高い熱交換性能、低圧損と結露しにくい熱交換エレメントを実現しました。



